日々のたあいのないこと、ときどきものづくりのこと
微笑み





東京国立博物館で開催中の『飛騨の円空』に行ってきました。

ワンフロアでさほど広くはない会場でしたが、
大小混じえたくさんの円空像が出迎えてくれてかなり見ごたえがありました。


大きくても1mくらいの像を想像していたので
思っていたよりも大きな像が迎えてくれたのは圧巻、
今号の美術手帖で少し勉強して行きましたが
しっかりと説明を聞きたいので音声ガイドを借りました。


以下、感じ方は人それぞれなので
わたしが感じた円空展、円空仏の感想を書いてみました。








円空を知ったのはたぶん20代初めのころだと思います。
専門学校時代の友だちに高山出身の子がいて、
その子の実家に行ったときに案内された何かで
見たんだと思います。たぶん。
そのときはこういう仏像を作る人がいるんだなと思った程度かな?
仏像自体も今ほど興味はなかったのかなぁ。

そして数年前に観たみうらじゅんと安斎肇の『勝手に観光協会』で
はっきり意識したのだと思います。
あの回最高だった(笑)


特に円空像に惹きつけられたのは
まあ年をとったというのと(笑)
木という素材が好きというのもあるのですが、
お寺や美術館に納められている仏像が
地位の高い方々を基準として作られたと思われる
崇高な印象や威圧感を感じるのに対して
(実際このあとに観た常設展の仏像を観てかなり怖かったのだ)、
円空は素材となる木を活かした彫り方や
無駄なものを削ぎ落とした表現力からくるものでしょうか、
仏像から人間味を感じさせます。
温かい。

庶民のために作られた像らしく微笑んでいるものが多数で、
怒りの表情の仏像もあるのですが、
怒りよりもその裏側にある守り神という印象で頼もしさを感じました。


円空の立像に多く表される体部左右の鰭状突起が着物のドレープが
わたしには材料として多く使われた針葉樹を表しているのでは?
などと三十三観音立像の31体が並んでいるのを見て針葉樹の森を歩いたのでした。



そして観ていてふと思ったのが、
アイヌのニポポ人形に似てるなどと思いました。

円空は仏像を彫り始めてすぐに東北や北海道に渡っていると知って
何か関係あるのかな?と思ったのですが、
よくわかりません。
でも似ている。





わたしが気に入った円空仏は
体が蛇で顔がおじいさんという『宇賀神像』。
五穀豊穣を祈る神だそうです。
わたしの目にはサンタクロースにしか見えなくて、とても愛らしい。

そしてもう一つ、薬師如来立像。
これはもう見たとき思わず笑ってしまったのですが、
手の上げ具合がやあという感じで気さくすぎる(笑)

この独自の解釈も円空の魅力なんだろうなと、
しみじみと噛みしめたのでした。


買ってしまいました。宇賀神像のハンコ。


夕暮れの上野公園

円空展、あと一回は観に行く予定。



そういえば友だちの実家には青春18きっぷを使って
ひとりで訪ねに行ったのは今でも良い思い出です。

夜中家を出て、鈍行で名古屋まで行って、
そこから乗った高山まで行く電車はよかったなぁ。
線路沿いの川が眼下に見えるので飽きずにずーっと眺めていました。

エメラルド色をした川は今でも忘れられない。



 * * *

東京国立博物館140周年 特別展「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―
4月7日まで
http://goo.gl/2HdPN






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Comment








ご無沙汰です
円空、最終日前日に入りました。

かなりの人がいてビックリしました。

千光寺の会館では何時も貸切状態で入ることが出来た分

円空の印象が違って見えました。

アートっぽく見えた。

俳優の「あらたさん」名前変わったけど・・・の解説付きが
個人的に魅力でした。

旅行するのっていいよね。
from. ひろ | 2013/04/11 20:43 |
◆ひろさん

わあわあわあ♪おひさしぶりです。

円空展行ったの?ブログ滞ってるけどわたしはその前日の金曜に2回目行きました〜
やはりとてもいいです♪

あらたさんの解説は一回目に聴いたよ〜
2回行く予定だったからまずは解説ありで、
始まってわりとすぐだったので2回目より見やすかったよ。


元気?
メール変わってないっけ?
メールするね〜

旅はいいね〜
ホントいい思い出です、ありがとう♪
また行きたいな〜
from. kuri | 2013/04/13 00:44 |
メール変っていないけど、どれかな?
from. ひろ | 2013/04/13 20:51 |
◆ひろさん

送ったよ〜(けっこう前に)
from. kuri | 2013/04/23 11:45 |
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